PPC物語1

は”ある案件”で大きく稼いだ…

とあるきっかけでその”ある案件”を見つけ、初月になけなしの資産5万円を広告費用としてつぎ込み73万ほど売り上げた。

かなり驚いたが翌月は疑心暗鬼になり、利益の半分の30万を広告費として売上げは200万を超えた(この月利益およそ170万円)。

翌々月は3倍以上の金額100万円を使い、404万円の売上げ、即ち300万以上の利益をあげた。

 

今も昔もよく「いくら稼いだ」、「これだけ売り上げた」という謳い文句を耳にする。

そういう事を謳うほとんどの奴らが、ただの未確定報酬や売上げをまるで収益かのように。

 

しかし男の実績は未確定報酬でもただの売上げでもなかった…

そう、自身の楽天銀行口座に振り込まれた売上げ金額から広告費を引いた、れっきとした収益であった。

〜数ヶ月前〜

男は会社のオフィスで茫然自失となっていた…

妻に内緒で行っていた先物株式投資で大損にあってしまったのだ。

金額にして250万円…

 

別に妻を騙してへそくりを増やそうとした訳ではない。

男の家庭には子供はおらず、妻とのささやかな二人暮らし。

妻は比較的少ない”リケジョ”に分類される女性であり、大学で講師に就いていた。

 

年齢は43を越えていたが、それ以前に夫婦に強い挙児希望は無かった。

そのため、将来は田舎に越したり、どこかの老人ホームあたりに入所するのであろうと考え出していた。

 

 

男も決して若くなく、今年で40を越えて人生の折り返しを意識し出していた..

「妻と二人の時間を有意義に過ごしたい」

ただそれだけで十分であった。

 

 

ドバイに住みたいとか、

六本木ヒルズに家を持ちたい、

仕事をせずに過ごしたい、

などど分不相応な願いは考えた事も無い。

 

せめて毎月の勤労の褒美として、少しばかり高価で思い出に残る瞬間を妻と共有したかっただけだった。

しかし、共働きとはいえ、男の年収は世間のそれと比べても決して高いわけではなかった。

 

妻の収入と合わせれば、そこそこの額にはなる。

 

しかし、それでも安倍政権が奨励する”格差社会”においては、将来的な不安を考えると確実に負け組に分類されていた。

 

アベノミクスか何かしらないが、
税制改革によって、一番不利益を被る世帯の典型例のようなものであった。

 

 

2020年のオリンピックまでの景気に浮ついた日本…

 

定職について妻も働いているからといって、安心していられるような平和ボケ社会ではないのが現実なのだ。

 

男は不安だった…
妻の事も愛していた。
何か大きな行動をする時は常に妻の事を思い浮かべた。

 

ただこの時、男の不安は彼の人生で頂点に達していた。

 

「2020年の東京オリンピックが終わったら、日本はどうなってしまうのだろう?」

「東京で投資用に購入したマンションには空き部屋が目立ち、犯罪の温床と化してしまうのではないか?」

「少しでもお金を稼いで外貨に変えて、資産運用しなければならないのはないか?」

「今の会社で定年まで勤めさせてもらうことはまず不可能のようだ。
景気が良いと言われている今だからこそ大きくかせがなければならないのではないか!」

 

そして男は株に手を出した。

 

失敗して最悪の結末を迎えた株破産者のケースを幾度となく耳にしていたのに。
その禁断の果実に手を出してしまったのだ。

 

何も考えずに手を出したのではない。

 

その果実の危険性から、始める前に色々な人から学びを得てはいたのだ。

 

それでも手を出して、最悪の結果を迎えてしまった。

 

取り返しがつかない最悪の事は、妻に内緒で行ったということだ。

 

男は今思い出しても、なぜ妻に言わなかったのか、分からなかった。

 

株を運用していて、このままではマズいのでは、という不安は少なからず感じていた。

 

その度に妻の悲しむ顔が脳裏をよぎった..

 

だからこそ、引き返せなかった…

 

そして、突きつけられた現実

 

妻に内緒で作った借金が250万

 

『頭が真っ白になる』とは言うが、その意味をこの時始めて感じたのだった。

>>『PPC物語2』へ続く<<

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